2010年 05月 13日
食欲と芸術の日 |
昨日は東京へおのぼりさんでした。
第一の目的は、ちょっと前にここで愚痴ったショーモナイ上司のために被害をこうむっている女性担当者が上司に内緒で会社休んで惜しいもの食べながら愚痴りましょー。って会です。(笑)
品川プリンスのランチバイキングの予約を取って11時半から3時半まで実に4時間食べ続けしゃべり続け。
気分は2時間程度の気分だったんですけど^^;もう動けない!と思ってからさらにデザートのおかわりにいちゃう私たちも、われながら驚きますけど^^;
最初にカニに飛びつくおば様たちにびっくりしながら、ひと段落したあとゆっくりカニを取りに行きました。(笑)
どうやらあれってツアー客がいるらしく、2時間程度の時間制限があるみたいなんです。
私たちは別にツアーではないので、3時のストップまで取り放題。
3時までにとっておけば、それすぎてもお茶することは可能です。なので3時半までのんきにしゃべっていたわけです。
まぁ話は結構上司を鼻で笑いながら、こんな上司に振り回されて、上司より仕事してるのに評価がしてもらえない(というより好き嫌い評価的な人間性に憤慨というんでしょうか)というコンプライアンスに問題ありありな上司を持った自分たちを慰めあったわけですが、下手するとお姉さまの一人は飛ばされる可能性もあるらしい。
正しいことを言って飛ばされるってどうよ。
大会社の中で関係会社出向扱いの身なので、職場規模は小さい。全国の地区にある職場でありながら、全体人数は数十人ですから。
一時上司がまともでも、二次上司と最終上司が二人そろってだめだめなので、組織的問題を提言する場がないし、下から上に意見を吸い上げるルートがない。
東日本でまともなのはうちとK地区の上司だけです。F地区は問題ありながら、まぁやることはやってるんでしょうね。T地区はその器がないのに何年たっても所長職ができず、担当者レベルでしか視野がもてない人だったりするのです。
でも部下を教育できる上司がいないので、(上司が担当者以下だから;)すべてそのしわ寄せは女性担当者にまわると。
せいぜい愚痴をこぼすくらいしか解決策がないのが悲しいところです。
もし今の部署を出されることになっても、うちの関係会社側の意見は聞かずに、K地区の人事課長が、いいところを探して地区内ではめてやる。と言っているそうです。うちの部署の上司に任せたら変なところに飛ばしそうなんでしょうね。優秀な人材(うちの部署でもっとも優秀)な部下を使いこなせないくせに、いこじなことばかりする器の小ささはどこに言っても話題になるほど。
そんなに人材不足の会社なんでしょうかね。2万人も社員がいるのに。(--;
まま、今度は伊豆半島で泊まりでやろうかね。なんて話をしながらお姉さまたちと別れて単独で私が向かった先はこれ。
ボストン美術館展
今六本木ヒルズに来ているんです。
先日テレビで特集をやっていて、肖像画の時代から、宗教画(ヴェネチア派、スペイン派)、17世紀のオランダ美術、バルビゾン派、印象派など幅広い時代の展示がきているのです。
興味深いのは、たとえばベラスケス。彼の影響を受けたといわれるマネの絵が横にあったり、レンブラントがあったり。
誰々を尊敬した人たちが集まって始まった印象派や庶民の生活を絵に描くようになったバルビゾン派など、時代や影響の系図で構成されているんです。
美術史としてもわかりやすいつくり。
画家も有名なものが多く、ベラスケス、レンブラント、エルグレコ、マネ、ドガ、モネ、ルノワール、ミレー、ゴッホ、ピカソ、コローetc
なんとしても見たかったのはベラスケス、レンブラント、エルグレコ、ミレー、モネでした。
エルグレコは実際に見たことがなかったし、ミレーはなぜか子供のころから好きな画家でした。
印象派、特にモネの作品は数多く並んでいて、結構お客は近くによって固まってる人が多い(音声ガイドのせい)のですが、印象派は点描画や細かいタッチで描かれているため、近くで見ると結構あらっぽい筆遣いなのですが、計算されつくしたタッチと配色なので、遠めで見るとすばらしく写実的に見えるのが不思議。
みんな寄ってばっかりいたけど、印象派は絶対5歩は下がってみてほしい。私はかなり下がって部屋半分ほど下がって見ましたが、近づいてみるよりずっと美しさが引き立つと思いました。
きっと作者も描いては下がりを繰り返して描いたんだろうなと思います。
それにくらべて勢いで描いたのがわかるゴッホの晩年の作品。絵の具をそのまま盛り上げて塗っている荒々しさに危機感を感じます。
きっと油で溶かずに、パレットに絵の具を出してそのまま縫っているんじゃないだろうか。という描き方。
下の色が乾く前に塗るので、あれだけの厚塗りなのかもしれませんけど、半日もあれば描けるんじゃないかというほどの勢いです。
見たかったミレーの独特の世界観はやっぱり心が穏やかになりますね。
「馬鈴薯植え」は当時の農民が夫婦でジャガイモを植える様子が描かれていますが、今はジャガイモって、目をいくつかつけてナイフで2,3分割して、防腐処理のために灰をつけてひとつずつ植えていきますよね。でもミレーの絵は、男性がクワで穴を掘り、女性が2,3個のジャガイモを穴に向かって放り投げているもの。
女性の手に2,3だから、きっと南米産のような小さなジャガイモで、今ほどの大きさはなかったと思われます。
こんな植え方していたんだなーと時代を感じてしまいました。
きっとミレーの前を通りかかった人のうち、私のような思いを持った人はほとんどいないと思いますが^^;
絵って文化の歴史書の役割もちゃんとあるんだなーと思いますね。
六本木ヒルズって初めてでしたけど、ちょっと地下鉄の出口を間違えてしまい、地上に出てから迷子になりそうになってしまいました。^^;
現在地がわからないため、とにかく上を見て森ビルを目当てに上っていったら、なんとか着くことができましたけど、わかりにくいですねー。
たどり着く手前の螺旋階段をのぼっているときに、そういえば以前ashes and snowを見ようと上った記憶がよみがえってきました。当時は2時間待ちとかであきらめたんですが、地下鉄から言ったのではなく、乃木坂から歩いたので道が違っていたのです。
帰りはなんとか早いルートを見つけて帰ることができましたけど。
それでも六本木を18時過ぎにでて、家路に着いたのは20時過ぎ。
2時間程度で帰ってこられるもんだなーと驚きました。電車の連結は確かによかったですけどね。
まぁたまには文化的なリフレッシュも必要です。
平日の夕方だからもっとすいていることを期待していたのですが、甘かったですね。
お年よりはどこでもいつでもいるものです。(--;
しかもあの音声ガイドのせいで、ひとつの絵の前に棒立ちしたまま動かなくなってしまうことが多いので本当に迷惑です。流れが止まってしまう。
ガイドを聞かずに「目」で見て感じることだけに集中するタイプの私としては、人の間をくぐりながら見るのが結構苦痛。
読むより楽なのはわかりますが、混雑の一因ですから、説明は短く作成するとか、考えてほしいなーと思いますね。
頭の写真はミレーの馬鈴薯つながりで、今現在の私が実家の畑に植えたジャガイモの様子。
こちらは寒さで成長が遅いソラマメ。
それでも今月中には食べられるんじゃないかなと期待しています。
これはミニトマト。イタリアのミニトマトをを品種改良したもので、50cm程度にしか伸びないので
大きな支柱は必要ありません。
たくさん取れるといいな。
我が家の裏の畑に植えたサンマルツァーノはびっくりするほど大きくなりました。
ほかの日本の品種より茎や葉の色が深くて濃い。大振りでがっちりしています。
今年は支柱を大きめに父が作成したので棚のようです。苗がたくさんあるので実がついて引きずられて
倒れないようにするためと思われます。
トマトいくらとれてもいいので、夏が楽しみです。
by mueri
| 2010-05-13 20:50
| Gardening