2010年 06月 13日
ここ10年強で最悪のできごと |
すごいタイトルですが・・・
実は金曜日の日に内示がありました。私の人事異動ではなく、上司の異動です。
私の今の上司H氏は東京の事務所からうちの事務所に転勤してきました。前任者の定年に際しての人選です。もともと地区内から選ぶ予定でしたが、ほしかった人材は部場が話さなかったため、やむなく外部から選んだのですが、うちの地区は16年前に合併して今の会社に吸収された経緯もあって、古い会社と今の会社の人たちが混在していることから、なかなか人事関係の部署は難しいところとされてきていました。
そのため、地区内で人選できなかったことで、東京にいた所長さんを、福利のエキスパートということでうちの地区にローテーションすることにしたのです。
前任者からすると、福利の引継ぎは一切必要なく、地区特有の引継ぎだけですんだので楽だったわけです。
それが2年半前。
たった2年半前で、H氏はもとの職場の元のポジションに戻ることになりました。
おそらく理由は東京の事務所がうまくいってないから。H氏の後任で東京の所長になったT氏はその器がなく、部下の信頼を得られず、亀裂ばかりが広がり、自身の言葉で部下に指示が出せない、部長におんぶにだっこ、危機管理能力なし。という人物で、今回そのT氏がはずれてうちのH氏を連れ戻すことで事態の収拾を図ったのです。
じゃぁうちの所長は誰が来る?ということになり、同じように所長のせいでうまく物事が運ばない状態に陥っていた富士地区の所長がなぜかうちに来ることに・・・。
簡単に言ったら富士でどうしようもなくなったので、うちの地区にローテーションさせて安定して問題のないうちの地区で面倒見てもらおうとでも思ったのでしょう。
とんでもないこと!!!です。
実はこの富士の所長K氏は、私が12,3年前に今の職場に来たときの上司でした。
彼が異動するまでの2年間、それそれは苦労しました。
・言った言わないが多すぎる
・解釈が飛躍しすぎて、作業の方向性があらぬ方向に脱線する。
・決まったことも自己解釈でねじまげる
・人の話を聞いていない(すぐに耳から抜ける)
・意味なく安請合いした仕事をそのまま部下にスルーで放り投げる
・業者納入予定の原稿を一行も書かずにすっぽかすこと2回
etc・・・
当時産業医と一緒に企画運営していた健康づくり関係の仕事がありました。(今も内容をかえて継続中)
ところが、決定事項は勝手に変更するわ、軌道を元に戻そうとしてもどんなに説明しても理解してもらえない、言った言わないでもめる、結果、話が違うと産業医がなんとかしようとしてもどうにもならない。間に入った私は右往左往。
最後には産業医がさじを投げ、真正面から上司に向かおうとする私に
「あぁいうやつにまともに当ったても無駄だ。お前はまじめだから、あぁいうやつと正面から渡り合おうとすると損するぞ」と言われました。
「あぁいうのをな、多幸症って言うんだ。要するに自分はいつもハッピーで、自己中心でしか物事を考えない。だから回りはものすごく苦労するが、そういうやつはその苦労がわからない。自分がハッピーならそれでいい。あぁいうやつはストレスってものがわからないからうつ病には絶対にならない人種だ」と。
産業医にそこまで言わせる人材でした。
上司が起こしたクレームが私に集まってくるようになるので、尻拭いを私がし、意味なく部下に振る作業を、いかにして自分の仕事を最後まで責任を持ってやらせるかに一日の大半を取られるような生活が続くと、さすがの私も困り果て、万民のために、仕事上基本的にK氏を通すことをやめ、その上の課長さんに直接通すようになりました。さすがにその状況はよろしくないと、課長が直接K氏を呼び、「とにかく人の話を良く聞く様に言いましたから」とのことでした。
いまさらそれ?とも思いますが、そこがまず問題だったので、仕方ないことでした。
そんなこんなで彼がいた2年間の間に私が学んだことは、能力のないいい加減な人材も上司という立場におかれる可能性があること、人間頼りにしてはいけない人もいるということ。
上司の尻拭いをしながら、手のひらで転がすつもりで私が実権を握ろうと心に決め、ストレスの塊をいつもおなかに抱えて仕事をしていました。
唯一えらいと思ったのはとにかく勉強熱心なこと。研修とあれば受けに行き、興味のあることはよく本を読んで人にも伝えようとしていました。
でも仕事的にはまったくプラスにはなりませんでしたけど。
彼のあとに来たF氏は、私の1年後にうちの職場に来ました。もとは社宅や施設管理で外の仕事のために異動してきたのですが、案の定彼も言われなくK氏の仕事を説明なく放り投げられるようになり、不信感でいっぱいでした。なんせ一回でた会議で、何の会議か、どんな意味合いのものでどういう組織で、うちがどういう役割を持ってこういうことをしたい。という説明一切なしに、「次回から司会進行をお願いします」とそれだけ言って、自分はさっさとそのポジションから抜けてしまう。
人に仕事を放り投げると自分の役割が減るので、K氏的には仕事が楽になり、とっとと3時ごろに「帰りま~す」とるんるん帰っていく。
たとえば辛い食べ物のお土産とかもらったとします。たとえそれが苦手なものだったとしても、黙ってもらってあとで人にあげるとか、とりあえず家に持っていかえって家族にあげるとかしますよね。
でも彼は「僕辛いの嫌いなのでいりません」と本人の目の前で他人に上げるような人です。
上司としてではなく、人として私は彼が好きになれませんでした。
その後1年でK氏は三重県に移動していき、「K氏の通ったあとは穴だらけ」とよくみんなが言ったように、やりっぱなし、ほうりっぱなし、テキトーに済ませていたもの、クレームの山に私とF氏は長い時間かかって補修して従業員の信頼を取り戻し、F氏が10年いるあいだに、落ち着きを取り戻し、大きな問題がおきない安定した地区になりました。
その後を今の上司のH氏が引き継いだのです。彼もあと1年いれれば、自分の思うようなことができたのに・・・と残念そうでした。
私と議論を戦わせながら信頼を作り上げ、他の地区の問題も私が包み隠さず信用して話すことで、彼も組織的な問題をどうにかしなければ・・という思いを共通して持つようになってくれました。
おかげで何か担当者の不満をどうにか解消できるかもしれない・・・とこれからなにかやろうと話していた矢先にその元凶の東京に連れ戻されてしまったのです。
しかも過去にそういう経緯があったので、F氏と私は、F氏が退職するにあたって後任には、うちの職場の課長と、東京にいた当時の部長に「何があってもK氏だけはうちの地区に呼ばないでほしい」と頼み込んでいました。今課長も部長も別の人ということもあって、その意思が届いていなかったのは本当に残念ですし、そういう話を伝える相手がいないことが非常に口惜しい。
当時ストレスで圧迫製蕁麻疹を発祥して、20本も注射を打ち、何年も薬を服用するはめになった苦い過去があるので、今回の異動については、どうしても部長と社長に一言文句もいいたいし、何があっても責任取れないことを事前に言っておく必要がある。
当時は私の下に人はいませんでしたが、今は外回りのおばさんがいます。彼女は竹を割ったような性格の人で、曲がったことが大嫌い。富士の寮母さんたちから泣きのヘルプがよく彼女にきていたようなので、K氏がよくないことは彼女もわかっています。
彼女もメニエールを抱えているので、極度のストレスをあたえることができない。
私は彼女と自分のメンタルを最優先して自分達を守る必要がある。そのことも先に社長に訴えたい。
そもそも2年前に富士で期首目標の面接をした際、すでに寮母さんたちはストレスで発狂寸前でした。
部長にどうしてもこの際訴えたい!といっていましたが、部長は担当者レベルと一対一で面接することが怖くて、所長を同席させてしまうため、張本人を目の前にして寮母さんたちも不満を口に出せない状態で、その不満は他の地区は知っていても、危機管理能力のない部長には気づくことはきっとできなくて、どうにもできないところまできてしまった。早いうちに修正しなかった部長の責任。それをなぜうちの平和な地区が犠牲になるのか。納得いかない。
ましてとりあえず富士を救うべくうちの地区にたらいまわしにして、今度はうちの地区を地に落とすことに、弁明もお詫びもないことに、私ははらが立つ。
今月末に一度来ると言っていますが、K氏も当然来ます。
同席された状態では私の気持ちを思いっきり言うことができないので、まだ今上司のH氏に、引継ぎと称して連れ出してくれるようににお願いしています。
上の人たちの力不足で、いつも被害にあうのは担当者です。
従業員の信頼をなくし、クレームを受けるのは結局担当者。どうして上司の尻拭いを部下がしなければいけないのでしょうか。
部下が失敗しても上司は助けてくれないのに。
これからK氏が再び他の地区に移動するまで、自分を守れるのは自分だけ。孤軍奮闘の日々になります。
いかに自分の仕事に触らせないようにするか、いかに自分の仕事に責任を持って最後まで自分でやらせるかを毎日考える日々がやってきます。
そんなこんなでこの週末はちょっと胃が重い。
たとえけんかごしでも「うちの地区になんの恨みがあってこんな異動を選択したのか」と上に訴えるつもりです。
「2年は我慢します。それでも改善されず、地区を引っ掻き回して迷惑をこうむるようなら異動願いを出させてもらう」と直談判するつもりです。期間限定と思えば耐えることもできますが、そういう動きもない状態でK氏を受け入れることはできない。
福利業務だけでなく、過去にうちから転勤して言った後、人事を転々としたそのどの地区でも問題があって追い出されてきた人です。
それはうちの人事の子も他の人事から聞いて知っているので、きっと彼女も内示を受けたら絶句すると思います。(おそらく明日人事で内示があるはず)
改善なんて無理。でもそういう人の受け皿になって、やっぱり問題になったから他の地区にただ放り投げるだけの策を講じた上司の責任を、自身どう考えているのか聞いてやろうと思っています。
冗談じゃないわ。本当に。
やっとの思い出修正して10年以上穏やかだったというのに・・・また元に戻されちゃうのか・・・・と
悲しいやら腹立たしいやら・・・彼が異動していった以来の最悪のニュースです・・・。
by mueri
| 2010-06-13 21:55