2012年 07月 10日
心地のいい庭4 |
心地のいい庭、今日が最終回です。(笑)
真ん中をスペースとして基本噴水の周りに植込みがある形なのですが、込みすぎず、少なすぎず、いい感じに高低差のついた植物が植えられています。
ところどころこんな小道もあったりして、変化をつけつつ、背の低い草花が変化をつける手伝いをしています。
壁面の広いところは絵を描くようにツルバラと草花を配置していて、このスペースが最もにぎやかな色合いを見せてくれていました。バラが上に伸びてくるともっと表情が出てきそうです。
個人的にはこんな感じの草花の混色している風景が大好き。
葉っぱだけでも十分楽しめる配色。いろんな植物を知らないと、こうはできません。
カンパニュラの下にあるラムズイヤー一種で表情が出ているんですよね。唸ります。
これは3枚目の写真を左側から入口に向かって撮っています。
角度が違うとまた雰囲気も違いますよね。
一見このお庭はどこが入口かわからないようになっています。(意図しているかどうかは???)
家の奥まったところに存在しているようなプライベート空間に見えるところがまた居心地の良さを感じる要因のひとつなのかもしれません。落ち着いた感じがします。
実はベンチに向かって左側奥、2枚目の写真の小道が伸びています。
見えないけど結構奥行きがあるんですよ。とても考えられたお庭です。
見えそうで見えないけど真ん中に切れ目があって門に続いています。
写真で見るより実際の方が素敵ですが、写真の方が広く見えるかもしれません。
通常お庭を持つと、目いっぱい植えたくなるものですが、あえて真ん中の空間を広くとって周りに植物を配置したことで、空間的余裕が生まれて、広く見えるものなんだと気づきます。
めいっぱい植えればいいっていうものでもないんですね。
とっても勉強になりました。
また数年たって表情が少しずつ変わり、バラの花がたくさん咲く初夏になったら、きっと言葉がないくらい綺麗だろうなぁ・・・と。
門の外は鎌倉らしくアジサイが植えられていましたが、まだ咲き乱れるほどの大きさではありません。
あと3,4年たったらだいぶ雰囲気も変わってなじんでくるんだろうなぁ。
かなうことなら、毎年、季節折々表情を見に伺いたい。
のんびりぼーっと過ごしてみたい。
そう思える庭です。
たった一年未満でここまでになるのですから、毎年成長が楽しみですよね。
ここ数年庭仕事も興味が滞り、自分の庭も荒れていますし、特に今年に入ってからほったらかし度合も問題なくらいでした。
今でもそれはかわりませんが、居心地のいい空間に身を置くことも、気を充実させる大事な要因なんだなぁと思いました。まぁその空間を作るのも自分次第なのですけど・・・。
でもまた必ずお邪魔したいと思います。
素敵なお庭、ありがとうございました♪
by Mueri
| 2012-07-10 20:22
| Gardening