2015年 05月 31日
レミゼを見てきました。 |
今日はゴスペルの友人2人と、帝国劇場にレ・ミゼラブルを見に行ってきました。
今年私は二回目ですが、彼女たちは生まれて初めての生で見るレ・ミゼ。
映画しか見てなかったから、圧倒される声の厚みの迫力に、すっかり魅了されたようでした。今回主役のジャン・バルジャンは韓国人のヤン・ジュンモさん。
いやいや素晴らしかったです。
5人以上見たであろうバルジャンの中で3本の指に入るくらい素晴らしいと思いました。
バリケードで、神様にもし召されるならマリウスでなく自分を代わりにと歌うところと、最期のシーン。最期のときは涙が止まりませんでした。久しぶりです。これだけ感情が揺さぶられて泣けたのは。別所さん以来です。感情豊かで、その声の深さに愛情を感じて、声が琴線にふれた感じ。
声楽出身で技術も素晴らしく、韓国ではかなり有名なミュージカル俳優さんのようですね。
観客も韓国人が多く、わざわざ渡日して見に来たのかな?人気の高さがわかります。
韓国人で発音は?と思われるかと思いますが、日本在住かな。というくらい全く日本人と変わらない。
ところが明日千秋楽ということもあり、今日の主要キャストはすべて東京公演は千秋楽を迎えた人ばかりで、最後に一言ずつ挨拶がありました。その際ヤンさん、紙に書いた文章をたどたどしい日本語で話すではないですか。この状態で、あの完璧な日本語の発音での演技と歌は凄い。感心しました。
森公美子さんは感動して泣いてました。涙を拭いたハンカチを胸に隠したのを、見逃しませんでしたよ。(笑)
他にもプリンシパルでは、学生を率いたアンジョルラス役の上原理生さん。彼も声楽出身なので、技術は確か。一言歌っただけでその声に魅了されます。
先月の初日に見たときも感動しましたが、カリスマ性とつやのある声の素晴らしさは忘れられません。
えー、正直顔は・・・好みではないのですが(ごめんなさい)でも声には一瞬で惚れます。
友人も感動してました。でも最後のコメント面白かったですよ。「僕プリンシパルとはいえ、いつもみんなと一緒で、ソロもないし、出番もいつも誰かと一緒で一人とかないし・・・」といじけキャラで。^^;
エポニーヌ役の平野綾さんは最近名だたる役を端からこなしている感じで、若手実力派の一角になろうとしてます。歌は迫力もありますが、話すとやっぱりアニメの声優さんだ!って感じでかわいかったです。ちょっとびっくりするほどの違いが、逆におもしろかった。
森さんは言うことなしだし、ファンテーヌ訳の里さんも素晴らしかった。華○とも○なんて・・・っって感じです。(笑)
これから地方公演に入るのですが、Gちゃんは是非静岡公演に行きたい!とノリノリでした。私とNちゃんはちょうどイタリア旅行のタイミングにあたってしまい、今年はもういけません。残念。
でも素晴らしいキャストの日に見られて本当によかった。最後の舞台挨拶も、終わりの方を見たことがなく、初めてだったので、お得な気分だったし。
余韻に浸りながらかえってきました。
レ・ミゼは名だたる大きな舞台の中でも、特に役者の声の厚みを重視した舞台。プリンシパルの技量はもちろん、ソロも素晴らしいですが、コーラスの美しさと迫力は、ほかの舞台ではあまりない。
震えるほどの感動は声の力故だと思うし、だからこそ毎年やっていてもチケットが年々取りにくくなるほどの人気を維持しているのだと思います。
今でも最後の全キャストの合唱が頭の中で響いてます。
by Mueri
| 2015-05-31 23:05