2007年 10月 21日
オーストラリアに行って来ました |
10月の4日~8日までオーストラリアに、14日に試験があってお休みしました。
本日からしばらくは、オーストラリアのレポートをしよっかなと思っております。
そもそも何故オーストラリアに?というところから説明します。一言で。(笑)
「植林ボランティアツアー in Australia」です。はい。単純明快ですね。^^;
会社の組合が企画しているボランティアツアーで、正確に覚えてないけど8回目か9回目くらい?です。会社としてもボランティア活動として様々な試みをしているわけですが、会社の排出するCO2の問題やらなんやらあって、少しでも環境問題に取り組もうじゃないかと、近年植林ボランティアを誘致しているオーストラリアで、数年前から年2回(春秋)行われています。
旅行ではないため、フリーは帰国前日の一日だけ。あとは移動、視察、移動、植林、移動・・・
そもそも何故参加しようと思ったかというと、ガーデニングをされている方は同じだと思うんですけど、ここ数年、マニュアルどおりに植物が育たないことってありませんか?
バラにしても、秋前の剪定は8月下旬に大抵行いますが(暖地では)、ここ数年、この時期に剪定すると、9月末に咲いてしまうんです。
充実しない夏花が。結局9月中旬~下旬に切ることになります。
秋蒔きの草花もそう。ずれ込んだ残暑のせいで、蒔きどきがずれています。
気温が高いと発芽しないので、何度も様子を見ながら蒔きなおします。
作物も同じ状況です。暖冬の影響で、球根類の咲きもイマイチ。
温暖化の影響は身近にひしひしと感じるわけです。夏の暑さだけでなく、生態系が崩れるのを
肌で感じつつあるここ数年。
たとえちょっとだけでも何か出来ないか?
もちろんごみの分別や省エネは当然としても、CO2を減らすもの、酸素を供給するものを「増やす」ことをしないと、エコだけでは間に合わないのでは?という思いがここ数年ずっとありました。
シルクロードの植林をある大学教授の掛け声で行われ始めたのが数年前。
今はある大手自動車メーカーや石油メーカーが引き継いでいますが、ずっとこれらの活動に興味がありました。
で、会社でこの活動が持ち上がって、いつか行きたいと思っていたんです。あとは仕事の都合とお金の工面。最後は「えい、や」の勢いだけでした。
なんたって地区で参加は私一人。富士、東京から各一人。私が行けば成田から出る。ということで、参加を決めました。(私が行かなかったら関東メンバーも中部発だった)
不安はありましたね。知らない人ばかりで基本単独行動で大丈夫か?こころもとない英語とボディーランゲージで切り抜けられるのか?とか。でも地区は違えど同じ会社の仲間だし、会社の組合主催であれば、なんとなく安心感はありました。
植林場所はケアンズのマリーバ ウェットランド。当然自然保護地域。
毎年行っている場所は、昨年から宿泊施設を建て替え中で、春秋2度あるツアーも春は休止。
秋も間に合わないということで、急遽別の場所での植林活動となりました。(マリーバにはマリーバなんですけど)
全開までに参加した方に聞くと「とにかく地面が硬い」とのこと。1ヶ月ほど腕の筋力をつけるところから準備しました。(笑)
夜9時半ごろ成田を出発。現地は朝の5時ごろに着きます。
夜中3時ごろに赤ん坊が30分ほど泣き続けたために機内中が寝不足。^^;
現地について、空港からホテルまでは送迎バスで約10分。ホテルでは中部国際空港から来てる西日本組みが待っています。成田組は私も入れてたった4名。西をあわせてもたった13人の参加者。
通常20名が募集人数なのですが、何故少ないかというと、値段が上がったから。
燃料代のほかに、間に入っているNPOの方が旅行会社をかわったせいで、金額が上がってしまったのです。
空港税やら燃料代まで入れて20万は自腹です。はい。ボランティアですから。
おいそれといける額ではないわけです。それでもご夫婦で参加の方が多かったですね。
合流すると、7時ごろまで一休み。部屋は夕方で無いと入れないので、荷物を預けロビーでガイドさんを待ちました。
そしてガイドさんと送迎バスが着いて、朝食に。結団式があり、いざ出発。
えっと、植林ではなく自然保護地域の視察に。
昨年までは到着日当日の植林だったそうですが、体力的にきついとのことで翌日になりました。
ということでこの日はオーストラリアの熱帯雨林や環境問題はどうなってるのかを視察に。
これ、すごいっしょ?^^;
スカイレールという、いわゆる普通のロープウェイですが、終点のキュランダまで駅が4つ。
長い区間は40分もかかります。
山をいくつも越えて、ユーカリや原生林を抜けて代表的な駅に到着。
鬱蒼としながらも、光が差し込むと本当に緑が綺麗。
以外に熱帯雨林とはいいながら、蒸し暑さが無い。
この国立公園の先にあるサバンナの風は季節が春ということもあって、涼しい。
あと2ヶ月もしたら40度以上になるんでしょうけど、30度では暑く感じない。
ちなみにひょろっと紐みたいのが見えますが、これは「ちょっと待っての木」といって、つるに棘のようなひっかかりがあり、服に引っかかって「ちょっと待って」とされるようだからとこの名前がついています。
ちなみにこれ、皮をはがすと「籐家具」の籐になるんだそうです。びっくり。ヤシみたいなんですけどね。木は。
これは「絞め殺しのイチジク」といいます。
物騒名前ですが、まっすぐの木じゃなくて、抱え込むように伸びている太い幹のような根のようなやつ。これがイチジクです。
寄生植物で、ある木に寄生し根を伸ばし、地面からも木からも抱きかかえて栄養を吸い取り、最後には寄生した木を枯らしてしまうんだそうです。なんとも逞しい原生林の生態系です。
またスカイレールに乗って今度は最後の終点まで。
スカイレールから見る風景はなかなか綺麗でした。
平地から乗ったことを考えれば、相当高く上ってますね。下はみるもんじゃありません。(笑)
キュランダの町につくと、45分ほどランチまで時間があったので、自由行動に。
地区から単身参加の人々は(3人だけですが)基本単独行動です。
かくいう私もふらふらと小さな町を探索。
こんなまっすぐな道を見ると、なんとなく日本じゃないなーと思いますね。(笑)
最初に行ったのはガイドさんお勧めの名物アイスクリームやさん。
果物系がおいしいと聞いたのでさっそく。(すぐにランチだって言うのにね;)
話によるとラムレーズンが評判らしいのですが、アルコール度数が相当高いらしいんです。
私の前にいた日本人観光客もラムレーズンを買っていたのですが、(英語ぺらぺらの若者でした)「車運転するか?」と聞かれ「しないよ。電車で帰る」「それならいいだろう。これ食べると酔っ払うからな」とおっさん笑ってました。なんでも20%以上の度数があるらしい。そりゃ酔うって。
私は迷った末、オーストラリア特産のマンゴーにしてみました。カップかコーンは、コーンをチョイス。で、このアイスやのおっさん、面白い人で、日本人の客にはギャクを飛ばすんです。日本のね。私の前の兄ちゃんには「アイーーン」で、私には「まいう~~?」って。
まだ食べてないって。(爆)味は・・・ほんとに巧かった!絶品です。
香りはすごいのに味はさっぱりしてて、食べ終わってから「もう一個食べたい!」と本気で思いました。でも・・・ランチだからな~と断念。
集合時間になってレストランに行ってみると、なんともかわいらしいボードが。
あちらはカラフルなメニューボードが多かったですね。イラストが巧いです。
で、メインのチョイスはステーキ、サーモン、カンガルーパイだったのですが、とりあえずステーキかなと頼んだらこれが出てきました。
で、デカイ。予想してたけどぎざぎざのナイフじゃないと切れない硬さと厚さ。(笑)
両手の平にのせてもまだ余るデカさ。これにパンとかぼちゃのスープがついてました。
噂どおりの硬さで、あごが鍛えられて食べごたえ充分。食べきりましたとも。ビールもね。(笑)
帰りはバスが迎えに来ていて(バスだと20分くらいで来られる)電車を希望した人意外はバスでホテルへ。チェックインして少々自由時間があり全員でイタリアンレストランで夕食。
メンバーの一人が誕生日だったので、ケーキのサービスがあったりしてなかなか思い出深い初日でした。え?夕食の味?うーん。基本的に大味で薄味が基本のオージー料理は年配の方には合わなかったみたい。でもピザはかなりしょっぱかったな~。
カラマリというイカのフライは絶品でした。前菜なのに、それでおなか一杯になっちゃったけどね。^^;
とにかくこの夜は爆睡でした。(笑)
続く。
by mueri
| 2007-10-21 18:55
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