2008年 12月 19日
イタリア旅行記18 |
今回の旅の最終目的地、ローマに到着したのは夕方遅く。
荷物を部屋に置いて夕食のレストランへみんなで移動。
ローマでのホテルは「ホテルキング」。スペイン広場からバルベリーニ広場に伸びるシスティーナ通り沿いにある便利な立地。
レストランはスペイン広場のそばということで、有名なスペイン広場の階段を下りて添乗員さんにあの店の何はいいとか、あの変にある手袋やさんがおすすめとか教えてもらいながら歩きます。スペイン広場のこの建物、ちょっと前まで外観の塗りなおしをしていたらしく、ずっとカバーがされていたそうですが、私たちが行ったときにはご覧の通り、真っ白な美しい姿でした。
スペイン広場の上から見た広場。有名どころなのでにぎやかといえばにぎやかですが、夏場に比べたらこれでもきっと閑散としているんでしょうね。
この日の夕食は野菜のリゾット。
ほうれん草かな?シンプルですけど、ありがちなこってり感がなくて、すごくおいしかった。
ずっと大盛りが続いていたので、やや大きめになった胃袋にちょうどいいくらい。
日本だと1,5倍くらいあるんでしょうけど・・・(笑)
でもここはこのリゾットと名物サルティンボッカとティラミスのみ。
量もそうそう食べきれないという量ではなく、安心して食べきれました。(笑)
でもやっぱりティラミスは、私たちが想像するティラミスではなかったです。
前回食べたのよりは格段においしかったですけど。
夕食を食べて解散になったのですが、せっかくだからとホテルを素通りしてトレビの泉に向かいました。ホテルからは10分かかるかどうか。
ちょっとわかりにくくて建物の間にポコっとある感じ。とは人から聞いていたのですが、看板がそこここにあったからいいものの、確かに水の音がしなかったら不安になるくらい路地を入る感じ。
大通りからはその存在は見えません。
3週間前にきたという会社のOBのおじ曰く、朝から晩まで何度きても人がいっぱいで水際に寄るのは躊躇した。とのことでしたが、私たちが言ったときはかなりすいてました。
簡単に水際によれるし、記念撮影してる人もまばら。
土産を売ってるお兄さんたちの勧誘が目立つくらいですから。^^;
予想していたより泉はずっと大きかったですね。もうちょっとこじんまりしてるのかと思ったら、彫像の大きいこと。等身大よりずっと大きいんですね。
こんなものを昔に作った人たちは本当に凄い。
当時の水路を今も使っているわけですし。管理は機械管理になったものの、水路は当時のものを使ってるわけで。
直す必要がないくらい、ローマ時代の建築技術や治水技術は高度なものだったという証拠です。日本は弥生時代か・・・・(爆)
蛍光色で変な色合いですが・・・トレビの泉のそばにあった売店。
なんかこういう露天的な店って、果物や者を雑多に積み上げてるイメージがあったのですが、
なんともきれいに整頓して売ってました。
ホテルに帰ってシャワーを浴びて11時半ごろになって、なんだか急に外が賑やかになりました。
いったい何事!?と思って窓から下を見ると、たくさんの人がわらわらと建物から出てきて帰宅するところ。(Barに向かう人も多し)
ここのホテルの隣の建物の一回は実はテアトロ(劇場)になっていて、舞台だかコンサートだか映画だかやっていたんです。おめかしをした女性をたくさん見ました。
確か夕食が終わってホテル前を抜けた頃に人が入り口のロビーにいた記憶があります。
それが終わったのが11時半。ってことですね。
向こうはオペラもそうですが、舞台の始まる時間が遅いにもかかわらず、公演時間が長いものが多いので、終わる時間も遅い。
オペラなんかは5時間くらいかかるものもざらなので、夕食後の時間から始まって、終わったら夜中12を過ぎてるなんてこともめずらしくないんだそうで、うちのイタリア語の先生は途中記憶をなくしたことが多々あるとか。(笑)
なんせ路地の両脇は高い建物ですから反響すること・・・。びっくりしました。^^;
私たちの部屋の向かいのビルにウェディングのドレスやさんがあって、ショーケースに一晩中明かりがついていました。
スレンダーで素敵なドレス。日本人に似合うかどうかは別として、スタイルに自身がないと着れないデザインで、とっても品があって素敵でした。
ショーウィンドウ大国イタリア。
ブティックのショーウィンドウにある服がすべてで、お客はウィンドウショッピングをして買うものを決め、お店に入ったらほぼ買うに等しいくらいの気持ちで入る。
日本のように見てるだけ。とか、あれもこれもがさがさ探すという文化はありません。
一対一の接客ということもあって、先客がいたら終わるまで待たなければいけないので、
先客がいたら急ぐ場合には、また改めて行くことになります。短い時間でも買えるように、時間のあるときにウィンドーショッピングをちゃんとしておく。というのがポイントだそうです。
そういえば、私たちの部屋にはドライヤーがなく、ほかの仲間に聞くとあったというのですが、
どこを探してもない。これはフロントに言うしかないな~と思い、電話しようかとも思ったのですが、そういえばイタリア語の講座に通い始めた頃にこんなシュチュエーションの場面をやったな~と思い出しました。
ホテルのフロントで、「部屋にドライヤーはありますか?」という聞き方。
「Avete un asciugacapelli in camera?」
と習いました。そうそう。そんな聞き方があったな~と、フロントに行って聞いてみました。
そしたら「Camera numero?(何号室?)」と聞かれたので「304号室」と答えたらなんと
「あぁその部屋には確かドライヤーはついてないんですよ。」とカウンターの下からドライヤーを出してくれました。って・・・無い部屋なんてあるんだ。(爆)
あぁでもドライヤーって単語を知っててよかった。まぁ英語で聞けばわかるんだけれど、イタリアにいるので、イタリア語で聞かないと!と思ってたし。(笑)
ちょうどこの聞き方は、授業で私が指されて答えたので、覚えてたんですね。
asciugacapelliの言い方がわからなくて何度も先生に聞き返したし。(笑)
asciuga(アシューガ)が「乾かす」でcapelliが「髪の毛」と聞いたので、よく覚えていたんです。「ありますか?」がC'e?なのかAvete?なのかとか・・・・。
先生に心のそこから感謝しました。(笑)
帰ってきてから授業の後でその話をしたら先生も喜んでて「ほんと?役に立ってよかったね~」って、にこにこして話してくれました。日本語でね。(笑)
また近いうちに行きたいって言ったら「じゃぁもっと勉強してもっと話せるようにしよう」
ということで俄然やる気が出ている昨今でございます。
でも本や新聞見ても、語彙は無いわ、構文はわからないわ、時勢の使い方訳し方もわからないわで全然なんですけどね。^^;
まぁ旅行会話程度は困らないようにしたいものです。今回はツアーだったので最低限だったから問題なく通じたけど、向こうの人の会話は早いし、込み入った話や意思疎通を図るには全然赤ん坊以下なわけですから、もちょっとがんばらないとね。
さぁ、いよいよ翌日は念願のヴァチカン市国です。
by mueri
| 2008-12-19 22:03
| Travel