2006年 07月 09日
若い力 |
ドイツ3-1で3位決定~~!!
シュバインシュタイガーが2点ですよ!相手のオウンゴールでさえ彼のシュートからです。
ハットトリックに限りなく近い素晴らしい活躍。ポドルスキだけじゃないってところを見せました。今大会のドイツは若手が頑張りました。3点目、いいシュートでしたね。
30代はGK含めても3,4人。20代後半はバラックやクローゼなど3、4人。
あとは20代前半です。今年から始まった若手の活躍した人に与えられる賞を見事もらったポドルスキ、そして今日のシュバインシュタイガーは21歳程度。
ケールやラームも20代前半です。得点王争いに名前を連ねたポドルスキや大活躍のシュバインシュタイガーを下げて投入した3人も、ヌビル以外は20代前半。4年後を見たクリンスマンの配慮かなと思いました。若手に大舞台を経験させるのは大事なこと。
大きな自信になったのでは?
若いチームと少しのベテランの間をバラックがつなぎ、ひとつにまとめてひっぱりました。
次に繋がるチームの姿としては理想的だと思います。
ドイツは日韓大会のときも、決して前評判はよくなかったですが、
堅実に試合後とに強くなって決勝まで行った、まさに戦いながら成長するチーム。
今大会は特に現在伸び盛りのチームなんだと思います。
ポルトガルやイタリアのように、4年後は今のチームのほとんどの選手が姿を消すなかで、
次大会に繋がるいい試合だったと思います。試合ごとに調子を上げて自信とレベルが上がり
まとまりのあるいいチームになったのが目に見えてわかりましたよね。
大会前まで選手起用についての非難を浴びていたクリンスマンは予想以上の成果を上げて
続投がほぼ決まりでしょう。世代交代を思い切ってするのと同時に、新しい価値観で
「古臭いドイツの伝統」を打ち破ることができたのも、クリンスマンだからこそだと思います。
4年後はもっと期待感のあるチームになるのでは?と思います。
点を入れるごとに飛び跳ねる感情的なクリンスマンはとても新鮮に写りました。
そして今日の試合、選手達が得点後に駆け寄る先は「監督ではなく」主将バラックのもと。
けがで出られなくても、彼らの絶対的精神的支柱はやはりバラックなんだと感動しました。
189cmのバラックがシュバインシュタイガーを抱え込んで祝福し、激励する姿は信頼される
「兄貴」のような存在なのかもしれないととてもほほえましく思いました。
信頼関係は絶大です。
彼が若い選手達を精神的にもひっぱりながら、とてもかわいがっているのが見て取れます。
チェルシーに移籍したバラックが国民にシュートで感謝を表したいと頑張りながら、
今大会得点がなかったのが残念でしたが・・・。
それでもホスト国として充分役割を果たしたと思います。勝ち残ることで国民から盛り上げた
わけですし、全大会に比べて審判の質もあがりました。
前評判以上の潜在能力を発揮して3位。最後までいい雰囲気を持続できたと思います。
しかし今日はなんといっても点を入れたシュバインシュタイガー以上の歓声をもらったは
GKのカーン。見事でしたね。クリスチアーノ・ロナウドの強烈なシュートを、逆をつかれても反射神経でスーパーセーブ。そしてオウンゴールの危機も「意図しない」ファインセーブ。
ちょっとボールをとっただけで大歓声。国民の信頼は凄いものがありました。
最後の入れられた1点は、仕方ないですよ。あれはもうフィーゴのアシストをほめるしかない。
彼もこの大会、若手を育てることを目的として復帰。「もういつでも引退できる」と先日コメントするほど、ドイツ同様、試合をしながら成長してきたチームを誇りに思っていました。
ピーク時のスピードやキレがなくても、大事なところで存在感と正確なプレーを見せてくれる。
これぞキャプテンですね。
昔はもっと「演技」が大きかったような気がしますが、そのあまりよくない伝統もC.ロナウドが受け継いでいるようですし^^;、。
私がイタリアとポルトガルの嫌いな点はそのオーバーアクションですが・・・。
今日も準決勝も、審判はよくそれを見てましたね。簡単にはファールをとりません。
まぁほんとにファールでもとらないシーンはありましたが、リプレイで見ると、自分で飛んだだけだったり、ハンドじゃないのにハンドのアピールをしたり。演技派は結構いましたね。^^;
でも予想していたより美しい試合だったと思います。
ドイツvsアルゼンチンのような荒れた試合ではなくてよかった。最後の2試合は大会を締めくくる意味でも、印象に残る「いい試合」であって欲しいと思いますから。
個人的総評としては(まだ決勝やってないんだけど;)
今回のW杯は「組織力」のチームが残りましたよね。
史上最高と言われたイングランドは看板の選手がまったく機能せず、楽になるはずの
ベッカムは結局彼が自力で入れないと勝ちあがれなかった。オーウェンの怪我は仕方ないに
しても、セットプレーでしか勝ちあがれないのは期待はずれでした。
そしてブラジル。評判4枚看板はやっぱりちぐはぐ。ロナウジーニョは乗り切れず、個人技では
勝てない現状が見えました。どんなスターがいても、組織がだめなら機能しない。
欧州が4強に残ったのには意味があると思います。サッカーの形もここ数年様変わりしている
というし、「サッカーは23人で戦うスポーツ」を証明した大会だったんじゃないでしょうか。
攻撃力を備えた「守備の強い」チームが勝ち上がってきた気がします。
さぁ私のW杯はこれで終わりです。(決勝も見ますけどね)
4年後までバラックが出るどうかはわからないけれど、今活躍している若手の成長が
どうなるか楽しみです。彼らがもっと頑張って、落ちたブンデスリーガのレベルをあげれば、
もっとドイツは強くなると思います。ほとんど国外選手の来なくなったリーグは成長できない。
バラックが世界最高峰のプレミアリーグのチェルシーに移籍するのも、当然です。
世界トップの集客力がある国ですから、もっといいリーグにならないと。
イタリアは脱税問題でミランやユベントス、フィオレンティーナなど4チームが3部まで降格になる可能性があります。代表選手13人が絡む大問題。選手の大移動が起こる可能性もあり、
イタリアリーグはしばらく落ち着かなくなるでしょう。世界の目は英国に集中するかもしれません。日本人がプレミアリーグにいないとなかなか見ることが出来ないのが残念ですが
どんどん海外に出て、中田のようなフィジカル・メンタルの両面で強い選手が増えてくれると
いいなと思います。日本トップの中田ですら、ワールドクラスとはいえないのですから。
4年前、ドイツはすでにバラックが20代半ばで活躍する中心人物でしたが、
今の日本に次を担う中心的存在がいません。誰が伸びてくるのか・・・。
4年前、ジーコ監督就任に反対だった私ですが、オシム監督には期待しています。
シュバインシュタイガーが2点ですよ!相手のオウンゴールでさえ彼のシュートからです。
ハットトリックに限りなく近い素晴らしい活躍。ポドルスキだけじゃないってところを見せました。今大会のドイツは若手が頑張りました。3点目、いいシュートでしたね。
30代はGK含めても3,4人。20代後半はバラックやクローゼなど3、4人。
あとは20代前半です。今年から始まった若手の活躍した人に与えられる賞を見事もらったポドルスキ、そして今日のシュバインシュタイガーは21歳程度。
ケールやラームも20代前半です。得点王争いに名前を連ねたポドルスキや大活躍のシュバインシュタイガーを下げて投入した3人も、ヌビル以外は20代前半。4年後を見たクリンスマンの配慮かなと思いました。若手に大舞台を経験させるのは大事なこと。
大きな自信になったのでは?
若いチームと少しのベテランの間をバラックがつなぎ、ひとつにまとめてひっぱりました。
次に繋がるチームの姿としては理想的だと思います。
ドイツは日韓大会のときも、決して前評判はよくなかったですが、
堅実に試合後とに強くなって決勝まで行った、まさに戦いながら成長するチーム。
今大会は特に現在伸び盛りのチームなんだと思います。
ポルトガルやイタリアのように、4年後は今のチームのほとんどの選手が姿を消すなかで、
次大会に繋がるいい試合だったと思います。試合ごとに調子を上げて自信とレベルが上がり
まとまりのあるいいチームになったのが目に見えてわかりましたよね。
大会前まで選手起用についての非難を浴びていたクリンスマンは予想以上の成果を上げて
続投がほぼ決まりでしょう。世代交代を思い切ってするのと同時に、新しい価値観で
「古臭いドイツの伝統」を打ち破ることができたのも、クリンスマンだからこそだと思います。
4年後はもっと期待感のあるチームになるのでは?と思います。
点を入れるごとに飛び跳ねる感情的なクリンスマンはとても新鮮に写りました。
そして今日の試合、選手達が得点後に駆け寄る先は「監督ではなく」主将バラックのもと。
けがで出られなくても、彼らの絶対的精神的支柱はやはりバラックなんだと感動しました。
189cmのバラックがシュバインシュタイガーを抱え込んで祝福し、激励する姿は信頼される
「兄貴」のような存在なのかもしれないととてもほほえましく思いました。
信頼関係は絶大です。
彼が若い選手達を精神的にもひっぱりながら、とてもかわいがっているのが見て取れます。
チェルシーに移籍したバラックが国民にシュートで感謝を表したいと頑張りながら、
今大会得点がなかったのが残念でしたが・・・。
それでもホスト国として充分役割を果たしたと思います。勝ち残ることで国民から盛り上げた
わけですし、全大会に比べて審判の質もあがりました。
前評判以上の潜在能力を発揮して3位。最後までいい雰囲気を持続できたと思います。
しかし今日はなんといっても点を入れたシュバインシュタイガー以上の歓声をもらったは
GKのカーン。見事でしたね。クリスチアーノ・ロナウドの強烈なシュートを、逆をつかれても反射神経でスーパーセーブ。そしてオウンゴールの危機も「意図しない」ファインセーブ。
ちょっとボールをとっただけで大歓声。国民の信頼は凄いものがありました。
最後の入れられた1点は、仕方ないですよ。あれはもうフィーゴのアシストをほめるしかない。
彼もこの大会、若手を育てることを目的として復帰。「もういつでも引退できる」と先日コメントするほど、ドイツ同様、試合をしながら成長してきたチームを誇りに思っていました。
ピーク時のスピードやキレがなくても、大事なところで存在感と正確なプレーを見せてくれる。
これぞキャプテンですね。
昔はもっと「演技」が大きかったような気がしますが、そのあまりよくない伝統もC.ロナウドが受け継いでいるようですし^^;、。
私がイタリアとポルトガルの嫌いな点はそのオーバーアクションですが・・・。
今日も準決勝も、審判はよくそれを見てましたね。簡単にはファールをとりません。
まぁほんとにファールでもとらないシーンはありましたが、リプレイで見ると、自分で飛んだだけだったり、ハンドじゃないのにハンドのアピールをしたり。演技派は結構いましたね。^^;
でも予想していたより美しい試合だったと思います。
ドイツvsアルゼンチンのような荒れた試合ではなくてよかった。最後の2試合は大会を締めくくる意味でも、印象に残る「いい試合」であって欲しいと思いますから。
個人的総評としては(まだ決勝やってないんだけど;)
今回のW杯は「組織力」のチームが残りましたよね。
史上最高と言われたイングランドは看板の選手がまったく機能せず、楽になるはずの
ベッカムは結局彼が自力で入れないと勝ちあがれなかった。オーウェンの怪我は仕方ないに
しても、セットプレーでしか勝ちあがれないのは期待はずれでした。
そしてブラジル。評判4枚看板はやっぱりちぐはぐ。ロナウジーニョは乗り切れず、個人技では
勝てない現状が見えました。どんなスターがいても、組織がだめなら機能しない。
欧州が4強に残ったのには意味があると思います。サッカーの形もここ数年様変わりしている
というし、「サッカーは23人で戦うスポーツ」を証明した大会だったんじゃないでしょうか。
攻撃力を備えた「守備の強い」チームが勝ち上がってきた気がします。
さぁ私のW杯はこれで終わりです。(決勝も見ますけどね)
4年後までバラックが出るどうかはわからないけれど、今活躍している若手の成長が
どうなるか楽しみです。彼らがもっと頑張って、落ちたブンデスリーガのレベルをあげれば、
もっとドイツは強くなると思います。ほとんど国外選手の来なくなったリーグは成長できない。
バラックが世界最高峰のプレミアリーグのチェルシーに移籍するのも、当然です。
世界トップの集客力がある国ですから、もっといいリーグにならないと。
イタリアは脱税問題でミランやユベントス、フィオレンティーナなど4チームが3部まで降格になる可能性があります。代表選手13人が絡む大問題。選手の大移動が起こる可能性もあり、
イタリアリーグはしばらく落ち着かなくなるでしょう。世界の目は英国に集中するかもしれません。日本人がプレミアリーグにいないとなかなか見ることが出来ないのが残念ですが
どんどん海外に出て、中田のようなフィジカル・メンタルの両面で強い選手が増えてくれると
いいなと思います。日本トップの中田ですら、ワールドクラスとはいえないのですから。
4年前、ドイツはすでにバラックが20代半ばで活躍する中心人物でしたが、
今の日本に次を担う中心的存在がいません。誰が伸びてくるのか・・・。
4年前、ジーコ監督就任に反対だった私ですが、オシム監督には期待しています。
by mueri
| 2006-07-09 06:39