2006年 10月 03日
ゆく秋 |
今年の秋は「人」がゆく秋になりそう。
どういうことかというと・・・・
昨日、以前うちの会社のある研究所のトップだった方が退職の挨拶に見えた。
(現在は東京に異動されていた)
私ごときにもちょっと仕事が絡んだからとメールでご挨拶を頂いたあと、(複数人に送ってる中の一人として)9月末はお休みの日に当たったからと挨拶回りをされていて、うちの職場のトップと私に挨拶に来た。あいにくうちのトップは出張でいなかったのだが、私にも声をかけて
くれた。なんでも長年の夢だった研究をやるための転職。というか、自分で事業を起こすようなのだが、うちの会社ではその研究はしていなくて、若いうちに第二の人生を。
ということらしい。
年間2000万円弱の収入を捨てて、新しい人生を歩もうというわけだ。自宅を拠点にベンチャーを立ち上げるとはいえ、だまだ問題は山積みだろうと思うが、敵対する会社を興すわけではなく、うちも尊重しつつ、未知の世界に足を踏み出すらしい。純粋に凄いなと思った。
以前は割りとピリピリした空気を持った人だったが、ある意味肩の荷が下りたのだろうか。
とても空気が柔らかくて、穏やかな印象に見えた。
で、今日、職場の子と話をしていたのだが、昨日挨拶に来た方とかつて同じ部署だった人が
最低2人退職するという話を小耳に挟んだので「ついてくの?」と聞いてみた。
(今日は上司など人事の人たちがみな出張でいなかったので)
「らしい」と。
相当会社は引き止めたらしいが、気持ちが変わらなかったとか。
どちらも私が大変お世話になった2人で、まだ二人とも40代。
彼らも収入1000万円以上を棒に振ってだ。
新しい家を建てたばかり。子供が生まれたばかり。と安定した収入が欲しいところだが、それを捨ててまで、かつての上司の目標に賛同したのか、ついていくらしい。
会社としてはとーっても優秀な人材なのでモーレツな痛手になるだろう。
一種独特の職人気質の専門やさん集団の職場で、唯一視野も広く、人の目線に立ち、
可能性の追求をしつつ、柔軟な脳を持っていて、私もプライベートでよく遊ばせて頂いたが
本当に素晴らしい二人だった。まともで優秀な人ほど限界を感じると、自分の腕を頼りに
転職するために去っていく。
裏を返せば今の会社に魅力が無いということなんだと思うのだが。
もともと2人のうち一人は生涯会社にいるとは限らないなと独身時代おっしゃっていたので、
あぁ動くに足る理由が出来たのだなと思った。
二人とも大好きな人たちだったので、是非是非頑張って欲しいと思う。
幅広く、資本は少なく広い分野で結果を出せという大きな会社より、「ある病気の特効薬を見つける」という具体的な目標に向かって研究を重ねる方が、ビジョンとしては絞りやすくて、いいのかもしれない。
職場の子と「理数系で大学院まで専門でやってきた人は職人だから、専門技術があれば転職も可能だし、技があれば年齢関係なくできていいよね。文型の事務やはつぶしが利かないから転職は無理だものね」と話した。ちょっと寂しい現実だ。
2人のうちの一人は職責が高く、仲のいい仲間でボウリングなどに○○杯としてスポンサーになったりしていた。再来週急遽ボウリングを開催するとか。お世話になったし可愛がって頂いたから出ないわけにいかない。出席で申し込んでおいた。
でも・・・その2日後では私の所属するビルでもボウリング大会があり、その翌日からは宿泊出張で会議室に缶詰めの予定。うーん。疲労で起きてられるか心配。^^;;ワークショップがあるから大丈夫だと思うけど・・・夜は持たないだろうなぁ・・・^^;
昨日挨拶に見えた元所長も、「長年の夢だったので是非やってみたくて」といった時の笑顔は
希望に満ち溢れて楽しげにさえ見えた。
同期も一人年内に退職する。(こちらは10年程前から辞めたいといってたのだが;)
来る人はいないのだが、出て行く人には優秀だったり頼りにしていた人が多く、
かなり打撃が大きく寂しい秋になりそうだ。
でも・・・どの人にも幸ありますように。 Buona fortuna!!(good luck)
どういうことかというと・・・・
昨日、以前うちの会社のある研究所のトップだった方が退職の挨拶に見えた。
(現在は東京に異動されていた)
私ごときにもちょっと仕事が絡んだからとメールでご挨拶を頂いたあと、(複数人に送ってる中の一人として)9月末はお休みの日に当たったからと挨拶回りをされていて、うちの職場のトップと私に挨拶に来た。あいにくうちのトップは出張でいなかったのだが、私にも声をかけて
くれた。なんでも長年の夢だった研究をやるための転職。というか、自分で事業を起こすようなのだが、うちの会社ではその研究はしていなくて、若いうちに第二の人生を。
ということらしい。
年間2000万円弱の収入を捨てて、新しい人生を歩もうというわけだ。自宅を拠点にベンチャーを立ち上げるとはいえ、だまだ問題は山積みだろうと思うが、敵対する会社を興すわけではなく、うちも尊重しつつ、未知の世界に足を踏み出すらしい。純粋に凄いなと思った。
以前は割りとピリピリした空気を持った人だったが、ある意味肩の荷が下りたのだろうか。
とても空気が柔らかくて、穏やかな印象に見えた。
で、今日、職場の子と話をしていたのだが、昨日挨拶に来た方とかつて同じ部署だった人が
最低2人退職するという話を小耳に挟んだので「ついてくの?」と聞いてみた。
(今日は上司など人事の人たちがみな出張でいなかったので)
「らしい」と。
相当会社は引き止めたらしいが、気持ちが変わらなかったとか。
どちらも私が大変お世話になった2人で、まだ二人とも40代。
彼らも収入1000万円以上を棒に振ってだ。
新しい家を建てたばかり。子供が生まれたばかり。と安定した収入が欲しいところだが、それを捨ててまで、かつての上司の目標に賛同したのか、ついていくらしい。
会社としてはとーっても優秀な人材なのでモーレツな痛手になるだろう。
一種独特の職人気質の専門やさん集団の職場で、唯一視野も広く、人の目線に立ち、
可能性の追求をしつつ、柔軟な脳を持っていて、私もプライベートでよく遊ばせて頂いたが
本当に素晴らしい二人だった。まともで優秀な人ほど限界を感じると、自分の腕を頼りに
転職するために去っていく。
裏を返せば今の会社に魅力が無いということなんだと思うのだが。
もともと2人のうち一人は生涯会社にいるとは限らないなと独身時代おっしゃっていたので、
あぁ動くに足る理由が出来たのだなと思った。
二人とも大好きな人たちだったので、是非是非頑張って欲しいと思う。
幅広く、資本は少なく広い分野で結果を出せという大きな会社より、「ある病気の特効薬を見つける」という具体的な目標に向かって研究を重ねる方が、ビジョンとしては絞りやすくて、いいのかもしれない。
職場の子と「理数系で大学院まで専門でやってきた人は職人だから、専門技術があれば転職も可能だし、技があれば年齢関係なくできていいよね。文型の事務やはつぶしが利かないから転職は無理だものね」と話した。ちょっと寂しい現実だ。
2人のうちの一人は職責が高く、仲のいい仲間でボウリングなどに○○杯としてスポンサーになったりしていた。再来週急遽ボウリングを開催するとか。お世話になったし可愛がって頂いたから出ないわけにいかない。出席で申し込んでおいた。
でも・・・その2日後では私の所属するビルでもボウリング大会があり、その翌日からは宿泊出張で会議室に缶詰めの予定。うーん。疲労で起きてられるか心配。^^;;ワークショップがあるから大丈夫だと思うけど・・・夜は持たないだろうなぁ・・・^^;
昨日挨拶に見えた元所長も、「長年の夢だったので是非やってみたくて」といった時の笑顔は
希望に満ち溢れて楽しげにさえ見えた。
同期も一人年内に退職する。(こちらは10年程前から辞めたいといってたのだが;)
来る人はいないのだが、出て行く人には優秀だったり頼りにしていた人が多く、
かなり打撃が大きく寂しい秋になりそうだ。
でも・・・どの人にも幸ありますように。 Buona fortuna!!(good luck)
by mueri
| 2006-10-03 23:14